幸菓子|KOUGWASHI


こだわりの材料を木枠に詰めて
トントン、カッ-。
トントン、カッ-。
リズミカルに響く音と共に手に取る方の幸せを願う想いを込めます。
昔から沖縄の人々の「ハレの日」に添えられてきた「 こーぐゎーしー」
その歴史や意味をこれからも繋いでいきたい。
もっと身近に感じてもらいたい。
そんな想いから私たちは “ 新しい こーぐゎーしー ” をつくっています。
  

歴史|STORY

こーぐゎーしーは元々、琉球王朝時代の宮廷料理でした。
自然の食品で色付けされ、松竹梅や鶴亀、鯛など
当時から意味を持ったカタチでつくられ、宮廷内で出されていたそうです。

琉球処分後に庶民に広まったといわれており、もち米と砂糖を
大量に使うこーぐゎーしーは、砂糖が高価だった時代に非常に珍重され、
仏壇に捧げるものになったそうです。

冷蔵庫などが普及しておらず、生の魚や果物をお仏壇に供えるのが難しい時代、
湿気の多い沖縄ではそれらの代用としても重宝されてきました。

琉球王朝時代からの歴史を経て、
沖縄のお祝い事や行事には欠かせないお菓子となりました。

作る理由|想い

 沖縄では祖先を敬い、吉日を祝う伝統行事や風習が
琉球王朝時代から現代まで受け継がれていました。
令和の時代、沖縄の伝統行事を行う風習も少しずつ薄れ、
人生の節目やお祝いの日にこーぐゎーしーを供える
ご家庭も少なくなってきたように思います。
こーぐゎーしーって何だか派手、食べづらい印象・・
そう思う方もいらっしゃると思います。
けれど、あらためてこーぐゎーしーと向き合ってみると、
カラフルな色やカタチにはとても素敵な意味があったり、
沖縄の歴史や文化が詰まっていたりと、魅力的なところが見えてくるんです。
沖縄で暮らす人々の「ハレの日」に添えられてきたこーぐゎーしーに
意味を受け継ぎながら、その魅力を新しいカタチで最大限に伝えたい。
それが“私たちのこーぐゎーしーをつくる理由”です。

 

素材へのこだわり

 これまでの伝統的なこーぐゎーしーの基本材料は、
もち米を原材料にした米粉、白砂糖、水飴の3つ。
新しい「幸菓子」は、これまでの材料を見直すことからはじめました。

食品添加物無しにこだわり、白砂糖をきび糖に、水飴を玄米水飴に変え、
鮮やかな色合いは安心して食べられる無添加パウダーを使いました。

沖縄で受け継がれてきたお菓子は、沖縄の素材を使いたい。
伝統を繋ぎ、自然の素材を使い、カラダにも優しい、そして美味しい。
お子さまにも安心して沖縄の伝統菓子を食べてもらいたい。
この島でこれからも愛されるお菓子を作りたい。

そんな想いを「幸菓子」に込め、私たちは素材に向き合っています。

 

伝統の手作り製法が、味の決め手

伝統の手作り製法が、味の決め手材料を混ぜるとき、
作り手は「素材と対話している」といいます。そして「今だ」と、
すべての材料が調和した瞬間がわかるそうです。

手づくりでしか作れない繊細なこーぐゎーしー
手づくりだからこそ生まれる対話と調和 木枠に詰めて
すべてが一つになるその時の時間全てが
こーぐゎーしーの味と食感を生み出しています。

口に入れた時に感じるほんのりとした甘さと、沖縄の自然の恵み。

和三盆でもない、落雁でもない・・独特の食感は、
伝統的な材料のである"もち米”が由来。

こーぐゎーしーの伝統的な手作り製法を受け継ぎ、そっと優しさを加えた
「幸菓子」の優しい味と新しい食感をお楽しみください。 

※幸菓子の販売は2024年開始予定です。 

 ニューこーぐゎーし商品ページへ